いま再びの「雪」
「雪」を幾度、いえ舞い続けて百数十回になろうとしています。初めて舞ったのは20過ぎでした。ただただ舞いたくてその一念で舞いました。あれから舞い続けて、その度に新たな「雪」の女にめぐり逢いました。ここ数年は年に4,5回は舞っています。舞う度に女の情念が変化して行く、、、この20日に舞う「雪」を前にして、哀しみから幸せな想いを見出したように感じています。
この世では添えぬ想い、叶わぬ想い、消せぬ想い、その想いを抱き雪の中に佇みし時に、、、消えぬ想いの幽かなぬくもりを抱くことの幸せを、ほんの少し感じたのではないのかと。修羅の情念を超えて、なお消せぬ想い、、、超えた先に残る想い、、、人は恋い慕ってくれた人を生涯忘れることはないと、、、そのことに気づいた時に幽かなぬくもりが、、、穏やかな心を静かに身に受けれたのではないかと、、、
これからも舞う度に秘めし想いのその彼方を感じ続けて行くことでしょう。
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