« 2012年8月 | トップページ | 2012年11月 »

2012年9月26日 (水)

語り芝居「三津山」

いよいよ「大安寺観月会」です。今週に迫ってきました。劇団「高円」の役者達も最後の仕上げに入りました。みんな夫々に頑張ってきました。「先生、最初はどうなる事かと思っていました。稽古時間がない中本当に出来るのかと不安でした。」と、、、でも先日最終の稽古を済ませると、本当にみんなが懸命に努力して来たことが感じられて嬉しかったです!!!それぞれの役の心がしっかりと伝わって来ました。立ちを付けたところがその役になって行くうちに自らで変化して行きました。これは本当に嬉しかったです。それ程に夫々が懸命に努力した証です。本番前に最終の通しをします。きっとまた変化していることでしょう。自らが役に息を吹き込めればそこには役そのものが存在します。とっても楽しみです。厳しくもしました。でも皆よく着いて来てくれました。有難い事です。

私にとっては初めての「語り芝居」の作・演出です。私なりの不安もありました。この芝居をお客様が喜んでくださればそれは全て懸命に努力を重ねた役者スタッフのお蔭です。

もしお時間があれば観にいらして下さい。

|

2012年9月17日 (月)

石原裕次郎氏の一念「黒部の太陽」

「黒部の太陽」はある種の革命ではないかと思います。観ながらその根底に流れる「成し遂げようとする」その一念がすべての人々の根底にあると感じられたのです。このプロジェクトに参画されたすべての人々の心が一つの無限な心に集約されていると感じ、何故これほどの事が出来るのだろうと、、、ず――と考えていました。何故だろうと、、、知りたかった!!!何故にこれ程に多くの人々の心が一つになれるのだろうと、、、資料を探しました。そして辿り着いたのが(熊井啓監督の「黒部の太陽」全記録)でした。

そこに書かれていたのは、石原裕次郎氏の言葉として「毎日新聞に掲載された原作にふれたとき、その傍題の”日本人の記録”という文字がボクの気持ちをとらえた。日本人――その偉大なる記録がこの「黒部の太陽」だった。・・・・・・・だがボクは、巨大なブルトーザー、ジャンボ、コンウェイ等を使いほんとうに山をぶち抜く作業を映画に映しだしたら、どんなに素晴らしいだろうという想念にとりつかれた。やがてそれは、ボクの頭と胸のなかに、一つの”執念”として発酵していった。」(引用「黒部の太陽」全記録)

石原裕次郎と言う類まれな稀代の役者・プロデューサーの人間の一念がすべての始まりでした。それは関西電力の太田垣士郎社長の「深刻な関西の電力不足の改善と日本経済の復興」を思い、社運を懸けて大英断を下したその思いと全く同じではないかと思いました。どれほど困難な事も、革命・改革と言われることは、最初は一人の人間の熱い思いがその原点です。その思いに一縷の私心もなく純粋で真摯な情熱が革命を起こすのです。

映画の完成に行き着くまでの死闘はまさに「黒四大町トンネル工事」完成への道と同じように「破砕帯」が立ちはだかりそれを突破する。其の事を石原氏は「日本映画の五社協定というシロモノが僕たちの情熱を阻んだが、結局は僕たちの熱意が勝利を握った。」(引用「黒部の太陽」全記録)と。

石原氏の演じた役のモデルとなった笹島信義氏が熊井監督との対話の中でこういわれています。「我々の現場には三種類しかない。それは「最も危険な現場」「最も苦労した現場」「最もうれしかった現場」そして、大町トンネルはこの三つ全部。」だと。そして、熊井監督も自らの人生を賭けて 臨まれた映画。

石原氏の言葉に「僕はこれまでの人生全部を賭けた記念作として、この「黒部の太陽」を忘れることができないし、同時につくり上げたことにそこはかとない誇りすら感じている。」「人の和と誠意で出来上がった。」(引用「黒部の太陽」全記録)と。

心は、思いは永遠です。人生を賭けて、命を懸けて作り上げたものは永遠に色あせることなく鮮やかに生き続けます。今の日本に必要な映画です。本当に心が震えました。

|

2012年9月13日 (木)

「奈良町わいがや」TVに出演しました。

「奈良町わいがや」TVに出演しました。

よろしければご覧ください。

http://www.narapon.jp/

|

2012年9月 2日 (日)

裕次郎の夢「黒部の太陽」

先日「黒部の太陽」を観てきました。長い間観たかった映画でした。一度も見れずに、、、

男の魂の映画でした。黒部峡谷の「破砕帯」に挑んだ命がけの事業をやり通した男たちの凄まじい生命の映画。百数十人の方々の尊い命を懸けて作り上げた「黒部ダム」!!!この「黒部ダム」が完成したからこそ日本はその後繁栄の道へと進むことが出来たのだと思います。

あのとてつもない黒部峡谷に挑んだ壮大で壮絶な事業です。過酷な大自然に人の力の一刀が打たれる。そこから始まる死闘!!!

いざという時には差し違える覚悟で臨む男にしか成し得ない仕事です。

幾度も泣きました。その思いに、その覚悟に、決して怯まない魂に!!!

他界しました私の父は変電所の設計・施工の会社を経営していました。子供心に覚えているのは「現場の人間がいて、そこに働いている人がいるからこそ会社も成り立ち、経営も出来るんだぞ」そういつも言っていました。

遥か数十年の昔に、鹿島に製鉄所が建設される事が決まり、その変電の仕事をすることになった時の様子を子供心に、何かとてつもない事を凄い仕事が始まるんだというような思いを抱いた経験を思い出していました。

黒部の「破砕帯」に挑んで行くその姿は言葉では言い表せぬ程の感動を受けました。

幾度も幾度も掘り進めては場所を変えて、枝葉を変えて、決して諦めぬ凄さに心打たれました。この思いが、この貫かれた信念が今の日本を築いたんだと思います。

この人達の力があってこその今の日本だと思いました。

その凄さは出演の俳優の方々の凄さでもありました。今までこんな映画を観たことがなかったと思います。

それは、演じていないというか演じているんでしょうが、そこに私心が欠片もないんです。画面の中に出演されている主役の俳優、脇役、画面に少ししか映らない俳優、その全ての方々が何故か心が一つなんです。それぞれの役の心根は違います。でも根底に流れている心が一つなんです。おそらくスタッフの方々全員、この映画に携わった方々すべてが心一つなんだと感じられました。

これは多くの方に観て頂きたい!!!(私なんかが言う事ではないんでしょうが、、、)でもそう思います。子供にも、若者にも、青年にも、、、すべての人に見てもらいたい!!!

そこにいたのはサムライ!!!武士!!!もののふ!!!です。

紛れもない大和の魂が息づいていました。

|

« 2012年8月 | トップページ | 2012年11月 »