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2011年2月28日 (月)

團十郎丈の弁慶再び

「横笛」の本番前にもう一度團十郎丈の弁慶の心に触れたいと、、、観に行きました。

そこには身を削るように精魂込めたもののふの姿がありました。これ程までに自己犠牲を貫き通す清新な心に泣きました。

我が身を捨てること、一切の見返りを求めずに一心不乱に貫き通す孤高の志。

横笛の化身と言えどもその覚悟は、心の向かう先は同じと感じていました。

それからずーーと考え思い突き詰めて行くと、、、出逢えたのは

夕鶴のつう、、、武蔵のお通、、、ただただひたむきに思い、恋うる心、、、

何処か凛として立っている女、、、

そして、今世では添えぬ事も知っている女、、、

せめて来世でと、、、相手に一切の見返りを求めずに自らを生き抜く

横笛をそんな女に創りたい!!!そう思いました。

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2011年2月20日 (日)

「横笛」の心

「横笛」の再演が3月1日に迫ってきました。先日のリハを制作の森村さんがDVDに撮って下さり確認しました。自分の解釈の拙さ、技術の甘さに、、、

もう一度白紙に戻って構築し直そうと、、、其の時に先日観た團十郎丈の弁慶の心を感じていました。

己を捨て、自らの全身全霊を懸けて守り抜く。その心、魂を感じたいと思いました。

横笛の精は(化身)は手に触れることも、何かをする事も出来ず、ただ見つめ心を懸けて行く事しか出来ない。その切なさ、、、もどかしさ、、、

見つめ続ける事でしか出来ない、、、守ろうとしても出来ず、、、声さえかけれない、、、そこに存在するのは一つの心だけ、、、

真実相手を思う心のみ、、、その心に全身全霊をかけて、、、

でもその事は本当は例えようも無く幸せな事なのでは、、、そう感じています。

本番までにもう一度團十郎丈の弁慶の心に、、、と思います。

何かとてつもない大きなものを教えてもらったように思います。

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2011年2月13日 (日)

市川團十郎丈の「勧進帳」弁慶

幼い頃から、まだ物心がつかない頃から両親に連れられて毎月のように「歌舞伎」「新派」「新国劇」「能」「シンフォニーコンサート」「美術館」「神社仏閣」等など、、、今思えばそれが今の根底の全てのような気がしています。

幾たびおそらく数百回となく「勧進帳」を観てきました。歴史に残る数々の名優の弁慶を、、、目の当たりにして来ました。今も鮮烈に心に残っている数々の名優の弁慶!!!

当代の團十郎の弁慶に胸打たれました!!!心に涙が溢れました。

主君を思う武士(もののふ)、当代の團十郎の弁慶はもののふそのものです。、私心を捨て、自らの命さえも主君の為なら捨てる覚悟のその潔い心が、、、富樫に咎められて、主君義経を打つ、その心に、、、泣きました。

これ程に心打たれた弁慶は観た事がありません。此れほどまでに身を捨て、我を捨て、主君を思う弁慶に出逢った事がありませんでした。

主君の為に、義の為に、己を捨て一心不乱に守り通す。その心に敬意を持って感動しました。

舞台はその人の全てがさらけ出されます。一切の誤魔化しはききません。

舞台の板の上の團十郎丈に心からの敬意を、、、です。

この感動は消える事無く永遠に私の心に残ることでしょう。

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2011年2月12日 (土)

上方舞源氏舞台「浮舟」

一本物の上方舞芝居として創ってゆこうと、、、更に深めて行くと、、、「大君の霊」を登場させる事に、、、

薫の君の愛した女、、、だが最後まで身を許す事無く死んでいった大君、、、そこに何が、、、式部は何を捉え何を伝えようとしたのか、、、

大君の存在の中に無常を、、、心を、、、身は触れずとも、、、心をと、、、そこに式部が見たものは、、、

宇治十帖に流れる無常観、、、心を突き詰めた女、、、この世の無常を知り心のみを信じようとした女、、、

薫には決して理解できなかった女かもしれない、、、求めても、求めても、、、身を求める、、、式部が感じた無常観、それは心を求める女と身に触れようとする男の永遠に相容れない流れかもしれない、、、宇治川の流れのように、、、、、

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2011年2月 9日 (水)

さくらFM出演

「さくらFM(78,7MHZ)」2月13日(日)午後9時からの増井孝子さんの番組に出演します。

3月1日(火)兵庫県芸術文化センター小ホールでの「横笛」のお話をプロデューサーの森村さんとご一緒に出演させて頂きました。

「横笛」のお話を中心に上方舞や森村さんが手懸けていられる様々な公演の事、、、今回は柏木に茂山童司さんが扮して下さり舞台が更に具体的になってきた事や、、、それに伴っての表現の事、、、上方舞独特の表現の在り方、、、日本の民族の心や感性、、、その独自性など多岐にわたってのお話を、三人が本当に楽しく語るという、、、収録でした。

お考さんが実に旨く引き出して下さって、、、楽しかったです。

そんな雰囲気を皆様にも感じて頂ければ嬉しいです。

是非お聞き下さい。

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2011年2月 1日 (火)

典枝舞

  桃源洞黒髪2   桃源洞黒髪 


京都三条にある「ギャラリー桃源洞」で「典枝舞」の公演をさせて頂きました。
当日はとても寒い日でしたが、、、皆様遠方からもお越し頂いて本当に有難く存じました。
ホノルル美術館のスティーヴ館長も来て下さいました。
地唄「黒髪」の古典。上記の写真が「黒髪」です。
後ろに設えて頂いた屏風は「桃山時代の六曲金屏風」格調のある素晴らしい屏風の前で舞わせて頂きました。
そして、「ピアフを舞ふ」ピアフの中から「群集・パダンパダン・愛の賛歌」を一曲のようにして舞わせて頂きました。
数々の美術品の中で舞わせて頂けるのは本当に幸せでした。
そして、お客様も様々に観賞されて楽しんで頂けたようです。
次回は4月です。
来た下さった皆様に喜んで頂けるように精進を重ねます。

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