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2011年1月27日 (木)

上方舞源氏舞台「浮舟」

やっと 上方舞源氏舞台「浮舟」の台本を仕上げました。

今までの「源氏を舞ふ」とは異なったものです。新たな視点からの「源氏」を創ってゆこうと思いました。

今回は語りではなく「薫」の台詞によって描かれる「浮舟」です。

立体の舞をと思っている内に、、、語りではなくそこに存在している「薫」の想いが「浮舟」を際だたせて行く、、、そんなアプローチで創りました。

「浮舟」のテーマは「雨」、、、、、

そして、「浮舟」は最後に彷徨いから自らの道を選ぶやも知れない女へと、、、、、

それが紫式部が描こうとした最後の女「浮舟」のメッセージのように感じています。

これから、「六条御息所」「夕顔」「朧月夜」「明石」と創って行きます。

年に一本と考えています。

「上方舞源氏舞台」としての出発です。

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2011年1月22日 (土)

上方舞創作舞台「トスカ」

「トスカ」の台本の骨子がやっと出来ました。

今春に再演します「横笛」は今回は茂山童司さんに「柏木」を演じて頂き、舞も「柏木」で舞って頂くようお願いをしました。

そうすると横笛の心が表現がかなり具体的になってきたんです。立体になりました。

これをベースに考えて行くと、、、「トスカ」も童司さんに「カヴァラドッシ」になって頂いて、台詞を前面に押し出して、トスカを創ろうと考えています。

舞台に語りのみではなく演者としての「柏木」なり「カヴァラダッシ」なりが存在する事で、「横笛」「トスカ」がより立体に浮かび上がる。

そう考えて行くうちに、源氏も「浮舟」は「薫」の台詞で創り上げようと考えています。

舞台として、舞の世界を超えて、一幕の舞台に、、、と考えが具体化して行っています。

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2011年1月 8日 (土)

トスカ

「トスカ」の脚本にかかって随分になります。

考えれば考えるほどに民族の感性の違いを痛感させられています。これ程に民族の感性は違って来るのか???

思いは民族を越えて等しく同じであると感じていたのに、、、、、這入り込めば這入り込むほどに感情の発露が違って行く、、、、、

今までとは全く違った女の表現になるのでは、、、、、ヨーロッパの中でもイタリアは特に違うのかも知れない、、、フランスの物だったり、北欧やロシヤの表現は何処か日本の心の部分にリンク出来るのに、、、

思いを引き摺らない、心に深く這入り込まない、、、そこをどう見て表現するか、、、

今までとは違った白紙状態で向き合わないと、、、

そんな感じでいます。

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2011年1月 2日 (日)

頌春

Kitunebi2

初春のお慶びを申し上げます。

元旦より奉納舞をさせて頂きました。

楽屋で化粧をし、衣装に着替え、鬘もつけてスタンバイをしていましたら、窓に向かって琵琶湖の湖を美しい弧を描いて一羽の真っ白い鴎が私の方に飛んできました。

青空を大きく旋回して、まるで迎えてくれるようにゆっくりとゆっくりと大きく弧を描いて、、、

それは美しい姿でした。本当に私の傍まで飛んできて、その美しい鴎の優しい目が見えました。こんな事は初めてです。幾度も幾度も琵琶湖で奉納舞をさせて頂いていましたが、元旦に美しい真っ白な鴎に迎えてもらってとっても幸せな気持ちでした。

鴎は私の方にゆっくり飛んできて、そして大きく一度旋回してからまた大きな弧を描いてゆっくりゆっくりと天空高く飛翔して行きました。

私は飛翔してゆくその鴎が、天空と一体になって空の蒼さの中に光となって行くようでただただ見つめていました。

それは、とても清新で荘厳なひと時でした。

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