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2009年11月 1日 (日)

浮舟幻想

11月15日の舞う「浮舟幻想」

20分舞ってもらいたい。演目は宇治なんで「浮舟」を、、、という指定です。

地唄の「浮舟」に琵琶・笛の曲を併せて20分作品に仕上げました。

創り初めの頃は浮舟に何故か感情移入が出来ず、、、

二人の男の中で揺れ動く浮舟、、、自分ではどうしようもなく悩み苦しみ、宇治川に身を投げる。そして僧侶に助けられ、仏門に入る。

この心の変化がどうも解せない、、、

私の人ではないなあ~~~と思っていました。

このうじうじ感がどうも納得いかない、、、、

どう表現し、どう創り込んで行くのか、、、ただひたすらに曲を聴き、浮舟に思いを馳せました。

揺れ動く心はそこに身を心を委ね。

神仏への救いを求めながらも入水し、生かされている身を知りそこから神仏への加護と感謝の思いを抱き真の生き様を知り行く身となる。

紫式部はこの諸行無常の向こうにある世界を描き伝えたかったのではと感じています。

迷い、苦しみ、葛藤の末に何らかの決断をする。

するとその向こうに新たな世界が、新たな道が開けると、、、、、

やっと自分なりに「浮舟幻想」の落とし込みが出来ました。

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