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2009年11月29日 (日)

所作指導と梅花同窓会

昨日は奈良で「平城遷都1300年記念公演―高円山物語―」の所作指導に行って来ました。

芝居も随分進んで来て、役者さんが所作指導の合間に聞いてこられる所作の数々がかなり具体的になってきました。始めは姿勢・歩き方・動作の基本の型の訓練に力を注いでいました。今でもこの基本の構えは必須です。全ての基本ですから、姿勢・構え・歩き方・立ち据わりの動作、、、その全て基本ができていなければ何も始まりません。

弟子にも天と地の中心に立つ、其の時の背中・丹田・腰・目線・首の位置・膝、、、その全てに神経を集中させ自らの肉体と対峙し、宇宙とも対峙する。

それが舞の基本姿勢であると、、、

プロの役者、素人の役者、板に乗れば同じです。観客の前では全てが同位置です。皆さん真剣に聞いてくださいます。そして、日頃は決して使用しない筋肉を容赦なく使うので、大変な作業になるんですが、頑張って下さいます。(最後に必ずストレッチを伝えます。)

いい作品に仕上がって行きます。とっても楽しみです。

そして、今日は久し振りに同窓会へ行って来ました。懐かしい顔!!!初めての方、、、様々にお目にかかって楽しい日を過ごす事が出来ました。

私は、中学・高校・大学と全て梅花です。なんと幼稚園もです。

女子ののんびりした学校でした。毎朝礼拝をして、感謝から授業が始まる、、、、、

色んな事を思い出したり、しました。中高大とずーーーっと演劇部に在籍していました。

女子高で背も一番高かったので、何時も男役ばかりしていました。あんまり男ばかりなんで、最後の大学の卒業公演では皆に頼んで「女させて!!!」って、、、

で、皆が選んできたのが、、女ばかりの芝居!!!まっいいか!!!そして最初で最後の女の芝居をしました。

懐かしい思い出です。本当に良い学校でした!!!そして、良い学校生活でした。

なんだか今日は学生に戻ったような良い日でした!!!

素敵な母校なんでURL http://www.baika.ac.jp/   覗いて見てください。

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2009年11月20日 (金)

京都府知事への表敬訪問

「風流(ふり)踊りフェスティバル」の実行委員会として、京都府知事への表敬訪問をさせて頂きました。

監修の中島貞夫監督をはじめ、今回のフェスティバルに関わられている実行委員会の各商店街の理事長様、今回のフェスティバルのノボリ、裃、手ぬぐいをデザインされたSHERRY YAMAGUCHIさん。彼女は歌舞伎・能の衣装も多くをデザインされていられる素敵な方です。そして、今回のイベントの主催の「ツアーランド」の岡田氏。皆さんとご一緒に知事にお目にかかりました。

今回の「風流(ふり)踊りフェスティバル」は地域と一体になった事業です。これを始まりとして「風流(ふり)踊り」に発祥の地域が活性化されて、新たな始まりが生まれればと思います。

奉納舞をさせて頂く事で、お役に立つ事が出来ればとても嬉しい事と思います。

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2009年11月16日 (月)

風の舞・花の舞

上方舞は私の舞の全ての基本です。そこが根幹の場所!!!

全ての起点です。

そして、、、

「風の舞」は新たな創作舞。一月に西垣正信氏と舞う「雪―海に沈み行く雪―」や来年10月から創めるオペラを舞にする試みも「トスカ」、、、それらを私は「風の舞」とします。

風は吹く事を止めれば風でなくなる。創作も挑戦し続けなければ生まれない。風のように吹き続け、、、風のように人々に爽やかな思いが伝われば、、、と思います。

「花の舞」幾たびか能の作品を舞って来ました。「熊野」「草紙洗小町」、、、そこには花のように匂やかにたおやかに、でも凛とした心がありました。例えようも無く厳しく、誇り高く咲く花がありました。それを上方舞で舞いたい!!!心から、、、心の底からそう思いました。

足を踏み入れてはいけないかもしれない、、、そう思いながら、、、でも自分の心の疼きには勝てませんでした。

舞いたい!!!と思い願う心が、、、

そう思っていると、、、本当に私の周りには何故こんなに私の心を汲んで下さる方がたがいらっしゃるんでしょう!!!

本当に嬉しくて!!!感謝です!!!

人の心って本当に有り難い!!!

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2009年11月14日 (土)

平城遷都1300年祭記念公演「高円山物語」

平城遷都1300年祭記念公演「高円山物語」(文化庁地域文化芸術振興プラン)

今この公演の所作指導に入っています。本日も奈良「大安寺」(日本最古の寺の一つ)にて稽古指導をして来ました。

演劇集団「高円」は(奈良の歴史物語を演じる市民劇団)で、アマチュアとプロが共に芝居を創り上げて行きます。

スタッフは全てプロ集団で固められています。その様々な役者に所作指導をしています。

中学生もから高校生、大学生、役者の卵、プロの役者、殺陣の専門家、、、、、

その中で所作指導は又違った楽しみもあります。皆さん本当に真剣に向かってきてくれて、、、

舞台が仕上がってゆくのがとても楽しみです。

平城遷都1300年祭記念公演「高円山物語」(文化庁地域文化芸術振興プラン)

日時:2010年1月17日(日)14時開演(開場13時)¥1500(前売¥1000)

会場:なら100年会館大ホール

主催:文化庁・高円山に陽を当てる会実行委員会・なら100年会館

後援:奈良県・奈良市・奈良県教育委員会・奈良市教育委員会・平城遷都1300年祭記念事業協会

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2009年11月10日 (火)

「風流(ふり)踊りフェスティバル」

今日は「風流(ふり)踊りフェスティバル」実行委員会があり出席させて頂きました。

北野天満宮を中心に北野界隈で発祥した「風流(ふり)踊り」

出雲の阿国が四条河原で興行を打つ前はこの北野天満宮の境内で様々な舞踊をおこなっていたとされる。

当時の庶民の心の発露の表現として「風流(ふり)踊り」は発祥したとされる。

今回中島貞夫監督監修のもと「風流(ふり)踊りフェスティバル」が北野を中心におこなわれます。

私も「奉納舞」として、参加させて頂きます。

今回は「上方舞」の色よりも「風流踊り」の色を濃く!!!

と言われています。

又新たな「舞」の色を表現したいと思います。

皆様に喜んで頂けるよう務めたく思っています。

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2009年11月 7日 (土)

秋の鳴滝能「熊坂」

今日は友の心遣いに感謝の日でした。

上方舞を追求してゆけば行くほどに「能」を学びたくなって行きます。ただひたすらに学びたい!!!という欲求に駆り立てられて行きます。

そんな話を友人にしていると「典枝さん、鳴滝能があるけどいかない?」「勉強したいって言っていたから、、、時間取れる?」「大丈夫だから行く!!勉強したい!!!」

で、行きました。能「熊坂」長刀の所作の能です。先日「長刀八島」を終え来年一月に再演です。もっともっと所作の工夫をしたい!!!型を勉強したい!!!そう思っていた矢先の「熊坂」

シテは観世流能楽師杉浦豊彦氏

凄い迫力でした。長刀の所作、面の所作、足捌き、呼吸、静止の姿、間合い、緩急その全てが勉強でした。

一瞬たりとも見逃さずと、、、必死に観させて頂きました。

格調高い能でした。

先日も友人が「梅若玄祥さんが三井寺で奉納舞されるよ!!」と知らせてくれました。

行きました。幽玄の薪能でした。

ただ立っていられる。それだけで思いが伝わる、、、

今日の「熊坂」もそうなんです。

立ち姿が凄いんです!!!

能囃子、地謡、その中で凛として立つ!!!

私が求める上方舞はそうありたい!!!そうあるように精進をし続けたい!!!

壮絶にそう思いました。

上方舞の舞の発祥は神楽です。

しかし、舞台演出を持った舞は「能」がその起点にあると思います。

少しでも近づきたい!!!学び続けたい!!!

上方舞の古典は、本道を一部たりともぶれたくない!!!そう感じました。

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2009年11月 1日 (日)

浮舟幻想

11月15日の舞う「浮舟幻想」

20分舞ってもらいたい。演目は宇治なんで「浮舟」を、、、という指定です。

地唄の「浮舟」に琵琶・笛の曲を併せて20分作品に仕上げました。

創り初めの頃は浮舟に何故か感情移入が出来ず、、、

二人の男の中で揺れ動く浮舟、、、自分ではどうしようもなく悩み苦しみ、宇治川に身を投げる。そして僧侶に助けられ、仏門に入る。

この心の変化がどうも解せない、、、

私の人ではないなあ~~~と思っていました。

このうじうじ感がどうも納得いかない、、、、

どう表現し、どう創り込んで行くのか、、、ただひたすらに曲を聴き、浮舟に思いを馳せました。

揺れ動く心はそこに身を心を委ね。

神仏への救いを求めながらも入水し、生かされている身を知りそこから神仏への加護と感謝の思いを抱き真の生き様を知り行く身となる。

紫式部はこの諸行無常の向こうにある世界を描き伝えたかったのではと感じています。

迷い、苦しみ、葛藤の末に何らかの決断をする。

するとその向こうに新たな世界が、新たな道が開けると、、、、、

やっと自分なりに「浮舟幻想」の落とし込みが出来ました。

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