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2009年3月23日 (月)

悲しいボーイフレンド

優しく美しい映画でした!!!

心の奥に静かに涙が浮かぶ、、、そんな映画でした!!!

寺脇康文さんのさり気ない佇まいが、、、

微かに揺れる心の襞を、、、心の内の微かな葛藤がとても美しく、、、

私の心に優しい思いがひとしずく、、、、、遠い昔の閉まってしまった思いが、、、、、

静かに、、、密やかに、、、忘れる事無く、、、

映画が終わっても、しばらくじーっと座ったままでいました、、、

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2009年3月17日 (火)

能「熊野」「春日龍神」

3月14日そう、「熊野」を舞う前日に能「熊野」「春日龍神」を観賞しました。京都観世会館で行われた「井上同門定期会」です。この会に所属されている吉浪壽晃さんは「京都のやさしい風」のご縁で幾度かお目にかかり、吉浪さんの「能」も拝見させて頂いています。とても優しくて、いつも笑顔の素敵な方です。私は、今年から始めている「鼓・謡」で舞うという新たな挑戦のために「機会があれば是非能を勉強したいです。能の様々な公演を教えて下さい。」と今年初めに吉浪さんにお願いを申し上げました。すると、「能」の様々な公演スケジュールをお送り下さいました。本当に嬉しくて、有り難かったです。感謝!!感謝!!です。

でも中々時間が合わずやっと14日に伺う事が出来ました。

「熊野」橋がかりから、、、その一歩から私にはもう勉強でした。熊野の心、能の形、その全てが学びでした。眼に焼き付けておこうと必死でした、、、

そして、「春日龍神」、、、いつか時が来て機会があれば「長刀八島」を舞いたいと思っています。その為にもしっかり学ばせて頂こうと思っていました。装束の中での手の動き、足の運び、龍神の冠の線上にに撞木が見事に、微動だにせず決められる。一瞬で舞台の空気が変わる。

兎に角凄かったです!!!!!

お二方が橋掛かりに退かれる時に、私は心の中で「有難うございました。」と頭を下げさせて頂きました。これからももっともっと学び、良い舞台を皆様にお見せできる自分になりたいと、そう思いました。

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2009年3月11日 (水)

中島貞夫監督とJJサニー千葉(千葉真一)氏

3月8日(日)に京都で「キネマフェスティバル」があり、そこで中島監督と千葉氏のトークショーと映画鑑賞のイベントがありました。監督には今年の秋に公演する源氏物語第2弾「横笛」の監修もして頂き様々にご指導頂いています。感謝!!!です。

お二人のお話は、上映されたJJサニー千葉氏の「将軍家光の乱心激突」その際にアクション監督をされた時、ハリウッドからアクションに必要とされる様々な手法を持ってこられ、それを映画のアクションシーンに使用された事、、、「アクション」とはただ「スタント」をする事と人は思っているが、実は「演じると言う事、俳優は監督より言われればどのような事もやれるように肉体を鍛えておく必要がある。肉体を鍛える事は、心を鍛える、精神を鍛える事なんですよ!!!」と、、、

監督が「役者が剣を持てばそれは体の一部となり、切先まで魂がこもる。それが本当の俳優である。切先に命がこもる。」と、、、

そして、今撮られようとしている映画の事、千葉氏の夢は「柳生十兵衛の死ぬまでの2日間を映画にしたいと、、、十兵衛はただ戦い続けた男ではなく、民衆のため、その土地の人々のために戦い抜いた男である」と、、、特に柳生十兵衛が記した「月の章」は素晴らしいと、、、今の日本の現状は国が文化を映画を守ろうとしない。海外ではオーストラリア、カナダ、インド、様々な国では国が文化を守り援助している。その事を非常に憂いていられました。

監督とその「柳生十兵衛」の映画を、、、とも話されて、、、とても情熱的で映画を深く愛していられるのが伝わってきました。

お二人のお話は尽きる事無く、、、監督がいつも言われます。「活動屋なんだよ!!!」

いつまでも、尽きる事無い情熱を夢を語られるお二人は本当に素敵でした。

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2009年3月 7日 (土)

マルグリット

幕開き、、、バックライトの中にシルエットに浮かぶアルマンとマルグリット、、、ほの暗いライトの中で終焉を予感させ、始まって行く、、、

舞台美術の素晴らしさ、ライティングの美しさにまず感動でした!!!

ヨーロッパの色彩、光、影、そして、装飾の数々、、、舞台美術が洗練されて、日本人の役者ばかりで構成されているのに、舞台上には戦時下のパリが存在していた。色の使い方に、ライティングに引き込まれていました。

そして、マルグリット(春野寿美礼さん)美しい声、、、でもそれ以上に心を伝えよう、マルグリットの思いを表現されようとするその心に惹かされました。1人で人生を生きてきた女、幾多の修羅場をくぐり、様々な生き様をして、今はドイツ軍将軍の愛人。芯のところで強い女。その芯にある怯まぬ強さと心の奥に潜む純粋な思いをとても美しく表現されていました。 それは感動的ですらありました。

その女が若いピアニストに惹かれ溺れてゆく、、、危険と知りながら、、、ピアニスト・アルマン(田代万里生さん)ほとばしる情熱が熱く、ひたむきな思いを告げていました。

そして、将軍オットー(寺脇康文さん)男としてドイツ軍の中で将軍にまで上り詰めた男!!!誇りも、権勢も、自信も絶大に持っている。その男がマルグリットを本気で愛し、彼女の心を、真実の愛を求めて、、、そして、破滅へと、、、愛すれば愛するほど破滅へと落ちてゆく男、、、良い役よね!!!その男を寺脇康文さんは、男の色香を含みながら実に魅力的に演じていられた。 良い!!!オトコ!!!

脇を固められているマルグリットの元マネージャー・ジョルジュ(横内正さん)重厚で、強かで、キャリアの凄さ!!!舞台全体が締まって行く、、、年輪を経た男の魅力!!!

若手三人のピエロ(山崎裕太さん)ルシアン(tekkan)アネット(飯野めぐみさん)夫々に役にはまっていて個性の調和がとても素敵でした!!!この三人が歩きながら唄う歌がいい歌なんです。この場面の舞台背景に浮かぶ映像が独特の世界を表現して、その映像の両サイドにある装置の壁の色彩が深いdeepなSILVERにdeepなGOLD、黒そこにブルーのライトとグリーンのライトが重ねられる。それはまるでデルヴォーの静寂とキリコの破滅が同居しているかのような、、、この芝居の終焉を見つめているかのような色合いに染められていました。

場面転換にコロスのように登場する。「Musicians」と呼ばれるシンガー達、、、この方がたが舞台を締めて行かれる、、、おそらく夫々にキャリア実力凄い人達なんでしょうね。

この人達の衣装も良い色なんです。女性が深いグレー、の色の変化に合わせて身に付けるスカーフ、襟などに見えるグリーンが粋で、、、そうマルグリットの衣装で真紅のベルベットのドレスの色、、、深い真紅に少しベースに黒を入れた血の色のような赤、、、美しかった!!!

曲が、心に迫る良い曲ばかりでした。何時かこのカンパニーで再演があればまた観たい!!!

舞台が総合芸術であると!!!全てが、、、脚本・演出・CAST・STAFFが調和され、真剣に戦い続ける!!!その素晴らしさを観ました。

静かに心に残る作品でした。

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2009年3月 3日 (火)

一調

「一調」鼓と謡のみのことを能の世界ではこう言うのだそうです。

究極の研ぎ澄まされたものなんでしょうね。その「一調」を裕紀さんが演奏し、舞う、、、これからの新たな「舞」の形を創って行くような感じで、はじまりました、、、

「草子洗小町」「熊野」そして、、、秋には

「井筒」に挑みます!!!

今様々な事が動き始めていて、、、あるエンターティメントスクールにての講師のお仕事も春先には始まります。

「上方舞」を1人でも多くの方に知って頂きたい!!!感じて頂きたい!!!今創めている活動が徐々に拡がり私の夢である、、、

「世界各地で鎮魂舞(レクイエムMAI)を舞いたい!!!」この思いを祈りを実現させたい!!!

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2009年3月 1日 (日)

坂東玉三郎丈

私は舞台が近づいたり、振り付けの工夫をしている時などに「坂東玉三郎丈」の舞踊のDVDを観ます。観賞するというよりも、芸を、本物の芸を学ばせて頂いている。そんな気持ちです。

先日ある方から「先生観てください」と手渡されたDVD、、、今人気の方らしいです。観せて頂いているうちに、どうしようもなくなって、本物の芸が、本道を観たい!!!その衝動に激しく突き動かされました。

そして、「坂東玉三郎丈」のDVDを観ました。やはり凄いです!!!美の極致!!!着物の中の動きが尋常ではなく、、、ただただ見つめていました。一部の隙のない見事な所作!!

追い詰められると必ず「玉三郎丈」の舞踊のDVDを出しては勉強させて頂く!!!本当に「勉強させて頂いている」そんな感じなんです。私は「玉三郎丈」のDVDは全て持っています。私の宝物の一つです。「葵の上」を舞う前、「ゆき」を舞う前、事あるごとに観ます。そして、能も、、、多くの歌舞伎役者のDVDも、、、全てが勉強です。

研ぎ澄まされた美意識は孤高でもあると感じます。

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