« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »

2007年10月26日 (金)

久しぶりの演奏会

「ウイーン・ピアノ五重奏団」の演奏会へちょっと知り合いの方から招待のようにしていってきました。久しぶりの生の五重奏団の演奏会。ウイーンフィルの弦楽は本当に美しく、格調高くて、音楽の素人の私でも本当に好きなフィルハーモニーです。音楽に詳しくはありませんが、ベルリンフィルは重厚で深い演奏を感じます。弦の響きも深さと奥行きの中に荘厳な感じがします。ウイーンフィルはピュアで品格の高い透明感を感じます。そしてイスラエルフィルには何故か哀愁を感じていました。(これはあくまでも私の私見ですよ。)「ウイーン・ピアノ五重奏団」は品格と清らかな透明感があって、その上に深く激しく心に響いてきました。最初のハイドン「ひばり」は弦の美しさを余すところなく伝え、4人の演奏家の見事な研ぎ澄まされた音色に感動しました。そして、モーツアルト「ピアノ協奏曲」これはある楽団との演奏でした。最初に舞台に入って来られた時から先ほどの演奏家の波動ではなく、違う波動を感じました。「えっ!!」演奏が始まりました。「何故?」「どうして?」本当に理解に苦しみました。この間に入っている方たちはなんでいるの?それは不思議に先ほどの波動とは異なっていました。後で配られているチラシを見て理解できました。素人の楽団でした。でもキット素人言えども相当な方たちとは思います。彼らと同じステージに立って演奏できる。それはかなりの技量とは思います。でも、格段の差です!!素人の私でさえ分かります。主催者が何故これををしたのか、本当に理解できませんでした。何故なら、彼らはその人達に非常に気を遣って演奏者から指導者に変わっていたのです。これはその趣旨の演奏会ならともかく、世界の最高のレベルの演奏者の演奏会です。紛れもなく彼らはプロ中のプロです。その彼らをもってしてもそこにいる非常な格差の楽団と共にする事で彼らの演奏が一部の「ひばり」とは著しく異なってしまったのです。バイオリンの二人が必死で立て直そうとし、磁場を集中して行きました。引っ張ってゆく凄まじい集中力、そして技術、それは本当に見事でした。その凄さを学ばせてもらいました。そして、あまりにもレベルの格差のある者が同じ板に乗る事の怖さも感じました。物を創るという作業の厳しさ。客の目は如何に鋭いか。見透かされてしまう怖さ。それを痛感しました。そして、ブラームス「ピアノ五重奏曲」もう感動!!!でした。五人の演奏家の素晴らしい調和と見事な均衡。美しく、激しく、染み入るように、音が七色に変化し、音の世界を超えて次元を越えてゆく。心が洗われました。素晴らしいひと時!!!アンコールにこたえて下って、タンゴを。これが又凄かったんです。ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、そしてピアノがこれほど艶に。艶っぽいんです。本当にセクシー!!!やっぱりクラシックって深く、凄い!!!いい一夜でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月21日 (日)

10月のお客様

10月のお客様は「宍倉朋子さん」ソプラノ歌手で現在幾つかの高校で音楽を教え、京都芸術大学の博士課程の学生さんでもあります。彼女の歌は主にバロックの曲が多く。古典の中にあるドラマティックな表現方法を大切にされています。聞かせて頂いた中で掛け合いの女のドラマティックな話がありました。それは非常に表現力を必要とし、聞いている側がオペラの表現の巧みさを感じることが出来る素晴らしいものでした。いつも勉強中という彼女の姿勢が私はとても好きです。今共に「―源氏を舞ふ―」を創り上げようとしているカートさんもその姿勢を崩さずにいる人です。先日も「今は師匠が亡くなっていないので地唄の「葵の上」改めて稽古に行きます。」と言ってくれました。すでに彼は立派なプロです。全国で活躍し、アメリカでも高い評価を受けている人です。でも必ず原点に戻って自分を見つめ、改めて稽古をしに行く。これが彼が真実プロであることの証だと私はそう思いました。いつも初心に戻れる人でありたい!!!私はそう思っています。朋子さんの歌を聞いた時に、その表現力の巧みさに彼女が長年培ってきた事の凄さを感じました。きっとこれからも甘える事無く道を究める努力を怠る事無く続けて行く人と思います。それは自分への挑戦なのです!!!今の自分を超える!!!これしか無いと思っています。人との競争でもなく、あくまでも自分自身との戦い。そう思います。それを弛まず、怯まず、持続し続ける事でしか物事は達成して行かないと思います。そのように芸を追及して行く人に出逢える事はとっても幸せです。そして、色んな事を気づかせてくれます。彼女は来年4月にリサイタルを京都でされます。其の時に又出演して頂こうと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »