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2007年6月20日 (水)

6月15日公演報告

このライヴハウスに立つ時にいつも思います。不思議にやさしく、厳しくそしてピュアーな時空間なんです。ステキな緊張感のある良い磁場!!!好きですこの空間!!!今回は「―源氏を舞ふ―」空蝉と夕顔。生き様も思いも全く異なる二人の女。最初この空蝉が捉え所がなく、心が見えてきませんでした。どうすれば、どう感応すれば、、、理解しがたい女でした。私とは遠い存在の女でした。それが舞重ねてゆく内に空蝉の苦しみが、我が身ではどうしようもない心が見えてきました。感応しあえたというか、空蝉がある時期から静かにやって来ました。私の処に、、、その頃からです。空蝉を愛しいと思える様になれたのは。彼女の哀しさが、心の内が切ないほどに感じられて、、、源氏への秘めし思いも、夫への思いもとても素直に感応できました。源氏を舞いながらいつも思えるのは、描かれている女の心が等しくピュアーなのです。どんな女も根底に流れる心がとても美しいのです。きっと紫式部という人がそういう女性だったのだと、そう感じます。様々な女を描きながらその根幹の心、魂は等しく紫式部であったのではないかとそう感じています。回を重ねる毎に舞台の美術面も工夫を重ねて行きたいと思っています。演じる度に化粧も衣装も鬘も源氏のそれに近づけたいと思っています。おそらく終わることなく工夫を重ねてゆく事と思います。そして、、、「道行華」宇崎竜童さん作曲阿木燿子さん作詞の「曽根崎心中」の歌です。本当に宇崎さんのこの歌は好きです。今までも幾度も幾度も舞ました。でも「ノヴェンバー・イレブンス」で舞いたかったのです。本当に舞いたかった!!!この曲を舞う場所で舞わせて頂けた。幸せでした!!!ずーっとずーっと舞い続けたい曲です。多くのお客様にも来て頂けました。お客様とも一つの物を共有できたような不思議な思いにもさせて頂けました。語りと歌で共演してくださっている佐賀さんもどんどん深くなって行かれます。一回一回が「最初で最後」いつもそう思って舞台をさせて頂いています。そして重ねてゆくことで少しでもいい作品を観て頂きたい。何かを感じて頂きたい。日常を越える何かを!!心の中にある何かを!!そう思います。精進を重ね重ねて人に幸福を勇気を夢を感じて頂ける。そんな舞を舞いたいと思います。「ノヴェンバー・イレブンス」の浅野店長、青嶋さん、渡邊さん、皆さん本当にありがとうございました。感謝です。

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